極限の修行「未来永劫生きる仏」 即身仏の真実の件

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即身仏
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即身仏とは・・・?

即身仏とは、江戸時代初期以降、飢饉や病に苦しむ人々の苦しみや悩みを代行して救うために修行に挑み、自らの体を捧げて仏となられた方を指します。即身仏になろうと決めたら途中で投げ出すことは許されず、修行に耐え抜いた者のみが即身仏になることができました。

即身仏となられた現在でも、人々の苦しみを沈めるために祈ってくださっていることでしょう。明治時代に法律が変わり、いくつかの法に違反してしまうため、現在では自ら望んでも即身仏になることはできません。大変貴重な仏様なのです。

即身仏になるための修行とは、どんな修行だったの?

即身仏になるための修行は、大きく分けて「木食修行(もくじきしゅぎょう)」「土中入定(どちゅうにゅうじょう)」の2つです。

「木食修行」は、山に籠り、1000日~5000日かけて米・麦・豆・ヒエ・粟などの五穀・十穀を絶ち、山に育つ木の実や山草だけで過ごして肉体の脂肪分を落とし、生きている間から即身仏に近い状態に体をつくりあげていく修行です。

「土中入定」は、命の限界が近づいたと自ら悟ると、深さ約3mのたて穴(入定塚)の石室の中に籠ります。その中では断食を行い、鈴を鳴らし、お経を読み続ける最後の修行です。死後3年3ヶ月後に掘り起こされ、若干の手当をしてから乾燥させ即身仏として安置されます。

即身仏ってミイラとは違うの?

即身仏ってミイラでしょう?というご質問をよくいただきますが、実は全く異なります。

一般的にミイラは死後、身体の腐敗を防ぐために人工的に臓器を取り除いて防腐処理を行い、乾燥させ、布でくるんで棺に収められます。人工的に加工されていること、布でくるむことが大きな違いですが、即身仏になるために難行苦行と言われる修行に耐え抜かれたことがミイラとの最も大きな違いです。

番組:やりすぎ都市伝説

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