冷え症は、女性の約80%が経験すると言われている身近な症状です。冷え症には、大きく4つのタイプに分けられます。それぞれのタイプによって、原因や対策が異なります。
下半身型の冷え症
下半身型は、冷え症の中で最も多く、女性の約60%が該当するといわれています。腰から下が冷えるタイプで、原因は、主に下記の2つです。
- 骨盤内の血行不良
- 自律神経の乱れ
骨盤内の血行が悪くなると、子宮や卵巣などの臓器も冷えてしまいます。また、自律神経の乱れは、血管の収縮や拡張をコントロールする機能を低下させ、血行不良を引き起こします。
対策
- 骨盤を温める
- 下半身の筋肉を鍛える
- 自律神経を整える
骨盤を温めるには、ホットヨガやストレッチ、カイロプラクティックなどの方法があります。下半身の筋肉を鍛えるには、スクワットやランニングなどの有酸素運動や、太ももやお尻などの筋肉を鍛えるトレーニングが効果的です。自律神経を整えるには、規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとることが大切です。
四肢末端型の冷え症
四肢末端型は、手足や指先が冷えるタイプです。原因は、主に下記の2つです。
- 末梢の血行不良
- 代謝の低下
手足や指先は、心臓から遠い部位であるため、血行が悪くなりやすい傾向があります。また、代謝が低下すると、熱を産生する力が弱くなり、手足や指先の冷えを招きます。
対策
- 手足を温める
- 血行を促進する
- 代謝を上げる
手足を温めるには、ホットタオルやカイロ、レッグウォーマーなどを活用します。血行を促進するには、マッサージや入浴、半身浴などが効果的です。代謝を上げるには、適度な運動や食事、睡眠を心がけましょう。
内臓型の冷え症
内臓型は、おなかや内臓が冷えるタイプです。原因は、主に下記の2つです。
- 内臓の血行不良
- 自律神経の乱れ
内臓の血行が悪くなると、消化や吸収の機能が低下し、冷えだけでなく、便秘や肌荒れなどの不調を引き起こすこともあります。また、自律神経の乱れは、内臓の働きをコントロールする機能を低下させ、冷えを招きます。
対策
- 内臓を温める
- 自律神経を整える
内臓を温めるには、温かい飲み物や食べ物、入浴などが効果的です。自律神経を整えるには、規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとることが大切です。
全身型の冷え症
全身型は、全身が冷えるタイプです。原因は、主に下記の2つです。
- 全身の血行不良
- 自律神経の乱れ
全身の血行が悪くなると、体全体の温度が下がってしまいます。また、自律神経の乱れは、全身の血管の収縮や拡張をコントロールする機能を低下させ、血行不良を引き起こします。
対策
- 全身を温める
- 自律神経を整える
全身を温めるには、ホットヨガやストレッチ、入浴などの方法があります。自律神経を整えるには、規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとることが大切です。
まとめ
冷え症のタイプによって、原因や対策が異なります。自分の冷え症のタイプを正しく把握し、それに合った対策を試してみるとよいでしょう。
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