はじめに: 新横浜でラーメンを味わうならココ!
新幹線が発着する新横浜駅は、多くの人々が行き交うターミナル駅です。実はこの地は、ラーメン愛好家にとって見逃せない魅力的なスポットが点在しています。特に注目すべきは「新横浜ラーメン博物館」の存在です。ここでは、全国各地の有名ラーメン店の味を一度に堪能できる、まさにラーメンの聖地と言えるでしょう。JR新横浜駅から徒歩10分以内という抜群のアクセスも、気軽に立ち寄れる嬉しいポイントです 。今回は、そんな新横浜ラーメン博物館を中心に、心ゆくまでラーメンを堪能できるとっておきの5店舗をご紹介します。
新横浜ラーメン博物館の魅力:タイムスリップしてラーメン巡り!
なぜラー博がおすすめ?
新横浜ラーメン博物館は、単なる飲食店が集まる場所ではありません。昭和33年の懐かしい街並みを忠実に再現した空間は、訪れる人々をまるで過去にタイムスリップしたかのような感覚に誘います 。このレトロな雰囲気の中でラーメンを味わうことは、食事以上の特別な体験となるでしょう。
この博物館の最大の魅力は、全国各地から厳選された名だたるラーメン店が一堂に会している点にあります 。王道の豚骨ラーメンから、個性豊かな味噌ラーメン、そして昔ながらの心温まる醤油ラーメンまで、多種多様なジャンルのラーメンを一度に味わうことが可能です。これにより、ラーメンの奥深さや地域ごとの特色を、その場で比較しながら楽しむことができます。
さらに、ラーメンの歴史や文化に深く触れることができる展示も充実しており 、ラーメン好きにはたまらないテーマパークとしての側面も持ち合わせています。館内には駄菓子屋さんも設けられており 、子供から大人まで誰もが楽しめる工夫が凝らされています。このような多角的な魅力が、新横浜ラーメン博物館を単なる食事処ではなく、家族や友人と共に一日中楽しめる、記憶に残るお出かけ先として位置づけています。
厳選!おすすめラーメン店5選
JR新横浜駅から徒歩約5分 の新横浜ラーメン博物館内にあるお店を中心に、食べログで高評価を獲得している5店舗を厳選しました。
1. 利尻らーめん味楽 新横浜ラーメン博物館店

どんなラーメン?
北海道・利尻島から新横浜に上陸した「利尻らーめん味楽」は、ミシュランガイドに選出された実績を持つ 、まさに名店の風格を漂わせています。こちらの看板メニューは、その名も「焼き醤油らーめん」。一口食べれば、その質の高さに驚かされることでしょう。
スープは、日本三大昆布の一つである利尻産の最高級利尻昆布を惜しみなく使用した和風だしと、豚骨・鶏ガラの動物系スープを丁寧にブレンドしています 。注文が入るたびに中華鍋で醤油ダレを焦がすという手間をかけることで、香ばしさが加わり、食欲をそそる香りが立ち上ります。濃厚な昆布の旨味と動物系の深いコクが織りなすハーモニーは、まさに極上の一杯と言えます。このミシュランの評価と希少な利尻昆布の使用は、単なるラーメンではなく、素材へのこだわりと洗練された調理技術が融合した、特別な食体験を期待させるものです。
麺は、この濃厚なスープに負けないよう、中太の熟成ちぢれ麺が選ばれています 。モチモチとした食感が特徴で、スープとの絡みも抜群。麺をすするたびに、スープの旨味が口いっぱいに広がります。具材はチャーシュー、キクラゲ、メンマ、ネギ、海苔とシンプルながらも、それぞれがスープの味を最大限に引き立てる役割を果たしています 。
お店の基本情報
- 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F
- 営業時間: 11:00~21:00 (ラーメン店のラストオーダーは閉館時間の30分前)
- 電話番号: 045-471-0503
- 評価: 食べログ 3.71
2. 淺草 來々軒 新横浜ラーメン博物館店

どんなラーメン?
明治43年(1910年)に創業し、日本で初めてのラーメンブームを巻き起こした 、まさに「伝説の老舗」が新横浜の地で現代に蘇りました。こちらで提供されるのは、当時の味を忠実に再現した「醤油らぁ麺」です。このお店を訪れることは、日本のラーメンの歴史そのものを味わう、文化的な探求と言えるでしょう。
スープは、国産の豚、鶏、野菜をベースに、昭和初期から使われていた煮干しを加えることで、奥深い旨味を引き出しています 。弱火でじっくりと時間をかけて炊き上げられたスープは、素材の持つ滋味が凝縮され、どこか懐かしさを感じさせる優しい味わいです。
麺には、明治時代まで遡り、当時の遺伝子を持つ後継品種「さとのそら」という小麦を使用する という徹底ぶり。さらに、創業当時の「青竹打ち」と、昭和10年以降に導入された「機械製麺」の2種類の麺から選ぶことができる ため、同じスープでも異なる食感の魅力を体験できます。この選択肢は、ラーメンの進化の過程を肌で感じられる、ユニークな機会を提供します。具材にもこだわりが光り、台湾産の乾燥メンマを1週間かけて水で戻し味付けしたものや、直火で吊るし焼きにした手間暇かけた焼豚 など、昔ながらの製法が随所に息づいています。また、來々軒の名物であった「シウマイ」 もサイドメニューとして提供されており、ラーメンと共にその歴史的な味わいを堪能するのもおすすめです。
お店の基本情報
- 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F
- 営業時間: 月~土 11:00~21:00 (L.O. 20:30)、日・祝 10:30~21:00 (L.O. 20:30)
- 電話番号: 045-471-0503
- 評価: 食べログ 3.65
3. 博多一双 新横浜ラーメン博物館店

どんなラーメン?
福岡県外への初進出 として、新横浜ラーメン博物館に登場した「博多一双」は、博多の地で行列が絶えない人気店です。そのラーメンの最大の特徴は、何と言っても「豚骨カプチーノ」と称される 、他に類を見ない濃厚な豚骨スープにあります。
このスープは、国産豚骨のみを長時間にわたり丁寧に炊き上げ、骨髄から最大限の旨味を引き出したものです 。丼の表面を覆うきめ細やかな泡は、まさにカプチーノのよう。この泡には旨味が凝縮されており、一口飲めば、マイルドでありながらも力強い豚骨の風味と、とろけるような心地よい余韻が口いっぱいに広がります。この視覚的なインパクトと、口の中で広がる豊かな風味は、ラーメン体験を一層特別なものにするでしょう。
麺は、福岡の人気製麺所「製麺屋慶史」と共同開発した オリジナルの博多細平打ち麺を使用しています。コシがありつつもなめらかな食感で、この独特な形状が濃厚なスープをしっかりと持ち上げ、麺とスープが一体となった絶妙な味わいを生み出します 。さらに、120年以上の歴史を持つ福岡の醤油蔵「ヤマタカ醤油」をベースに、数種類の魚介を加えた 秘伝の醤油ダレが、スープの旨味をさらに引き立てる、まさに縁の下の力持ちとして機能しています。
お店の基本情報
- 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F
- 営業時間: 月~金・祝前日・祝翌日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00
- 電話番号: 050-5593-8867 ※博物館代表番号とは異なります
- 評価: 食べログ 3.62
4. 六角家1994+ 新横浜ラーメン博物館店

どんなラーメン?
横浜を代表するラーメンのジャンル「家系ラーメン」の伝統を色濃く受け継ぐ 名店、「六角家1994+」。そのラーメンは、豚骨醤油スープに鶏油が美しく浮かび、家系ラーメンの象徴ともいえるほうれん草、チャーシュー、海苔の“三大神器”が盛り付けられた、視覚的にも美しい一杯です 。
スープは、豚骨、醤油ダレ、そして鶏油がそれぞれ主張しすぎることなく、絶妙なバランスで調和している のが特徴です。その味わいは、攻撃的なパンチ力よりも、柔らかく、そしてほんのりとした甘みを感じさせる まろやかさが際立ちます。一口ごとに、口いっぱいに広がる優しい旨味は、家系ラーメン初心者から愛好家まで、幅広い層に受け入れられるでしょう。
麺は、濃厚なスープとの相性を考え抜かれた中太中華麺を使用しています 。そして、このお店の大きな魅力の一つは、麺の硬さ、味の濃さ、油の量を、自分の好みに合わせて細かくカスタマイズできる 点です。これにより、訪れる誰もが自分にとって最高の「一杯」を追求し、自分だけの特別なラーメン体験を創り出すことができます。家系ラーメンならではの「キャベチャー」や、黄身までしっかりと味が染み込んだ味玉 も人気のサイドメニューとして、ラーメンの美味しさを一層引き立てます。
お店の基本情報
- 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F
- 営業時間: 月~金 11:00~21:00 (L.O. 20:30)、土日祝 10:30~21:00 (L.O. 20:30)
- 電話番号: 045-471-0503
- 評価: 食べログ 3.58
5. 龍上海 横浜店

どんなラーメン?
山形県赤湯の地で誕生した 「からみそラーメン」の元祖として知られる「龍上海」。一度味わったら忘れられない、そのパンチの効いた旨辛さが多くの人々を魅了し続けています。
スープは、鶏や魚介の旨味をふんだんに引き出した、まろやかな醤油味噌ベース 。丼の表面には青海苔が散りばめられ、その香りが食欲を刺激します。このラーメンの最も特徴的な要素は、丼の中央に鎮座する真っ赤な辛味噌ボールです 。この辛味噌を少しずつスープに溶かしながら食べ進めることで、一口ごとに味の深みや辛さの度合いが変化し、最後まで飽きることなく、多様な風味の移ろいを楽しむことができます 。このインタラクティブな食べ方は、単なる食事を超えた、発見と驚きに満ちた体験を提供します。
麺は、辛味噌の濃厚なスープと見事に絡み合う、ツルツルとした喉ごしとしっかりとしたコシを持つちぢれ麺が特徴です 。麺にスープがしっかりと絡むことで、旨辛い風味が口いっぱいに広がり、食べるたびに満足感が得られます。具材はシンプルに構成されており、スープと麺の美味しさを最大限に引き立てる役割を果たしています。
お店の基本情報
- 住所: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F
- 営業時間: 11:00~21:00 (ラーメン店のラストオーダーは閉館時間の30分前)
- 電話番号: 045-471-0503
- 評価: 食べログ 3.54
新横浜ラーメン巡りをもっと楽しむヒント
ラー博の入場料や営業時間について
新横浜ラーメン博物館への入場には、大人380円、小・中・高校生100円、シニア(60歳以上)100円の入場料がかかります 。小学生以下は無料となっています 。開館時間は通常11:00から で、館内のラーメン店のラストオーダーは閉館時間の30分前です 。各店舗の営業時間は博物館全体の営業時間と連動していますが、念のため事前に確認しておくと、よりスムーズに楽しむことができるでしょう。
混雑を避けるには
週末や祝日は、新横浜ラーメン博物館が多くの来館者で賑わい、各店舗で混雑が予想されます 。より快適にラーメンを味わいたい場合は、比較的空いている平日や、お昼のピークタイム(例えば12時〜14時頃)を避けた時間帯を狙うのがおすすめです。実際、平日昼間には並ばずに食事を楽しめる場合もあると報告されています 。
館内には、各ラーメン店の現在の待ち時間が表示されたボードが設置されています 。これを参考にすることで、効率的に次のお店を選び、時間を有効活用しながらラーメン巡りを楽しむことが可能です。
ミニラーメンで食べ比べも!
新横浜ラーメン博物館の多くの店舗では、通常サイズのラーメンの他に「ミニラーメン」を提供しています 。これは、様々な種類のラーメンを少しずつ試してみたいという方にとって、非常に魅力的な選択肢です。ミニラーメンを活用すれば、気になる複数の店舗で異なるジャンルのラーメンを食べ比べることができ、新横浜ラーメン博物館が提供する多様なラーメン文化を存分に味わうことができます。限られた時間の中で、より多くの味に出会えるこのシステムは、ラーメン愛好家にとって最高の体験を約束するでしょう。
Key Table: 新横浜駅チカ!おすすめラーメン店一覧
店舗名 | ジャンル | 食べログ評価 | JR新横浜駅からの徒歩時間 | 住所 | 営業時間 | 電話番号 |
利尻らーめん味楽 新横浜ラーメン博物館店 | 塩ラーメン | 3.71 | 約5分 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F | 11:00~21:00 (L.O. 閉館30分前) | 045-471-0503 |
淺草 來々軒 新横浜ラーメン博物館店 | 醤油ラーメン | 3.65 | 約5分 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F | 月~土 11:00~21:00 (L.O. 20:30)、日・祝 10:30~21:00 (L.O. 20:30) | 045-471-0503 |
博多一双 新横浜ラーメン博物館店 | 豚骨ラーメン | 3.62 | 約5分 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F | 月~金・祝前日・祝翌日 11:00~21:00、土日祝 10:30~21:00 | 050-5593-8867 |
六角家1994+ 新横浜ラーメン博物館店 | 家系ラーメン | 3.58 | 約5分 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F | 月~金 11:00~21:00 (L.O. 20:30)、土日祝 10:30~21:00 (L.O. 20:30) | 045-471-0503 |
龍上海 横浜店 | 味噌ラーメン | 3.54 | 約5分 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F | 11:00~21:00 (L.O. 閉館30分前) | 045-471-0503 |
まとめ: 新横浜で最高のラーメン体験を!
JR新横浜駅からすぐの「新横浜ラーメン博物館」は、単に美味しいラーメンを食べるだけの場所ではありません。昭和レトロな懐かしい雰囲気に包まれながら、日本のラーメンの歴史や文化に触れ、全国各地の多様なラーメンを心ゆくまで楽しめる、まさに特別な場所です。
今回ご紹介した5店舗は、それぞれが独自の個性を持ち、その一杯に情熱が込められた絶品のラーメンを提供しています。利尻昆布の旨味が凝縮された一杯、日本のラーメンの歴史を味わえる一杯、豚骨カプチーノの衝撃、自分好みにカスタマイズできる家系、そして味の変化が楽しい旨辛味噌ラーメン。どれもが忘れられない食体験となるでしょう。
新横浜を訪れる際には、ぜひこれらのラーメン店に足を運び、お好みのラーメンを見つけたり、ミニラーメンで食べ比べを楽しんだりしてみてください。きっと、心に残る美味しい思い出を作ることができるはずです。
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