富士銀行行員顧客殺人事件！障がい者の定期預金を浮貸し発覚を恐れて殺害の件

有名銀行の社員が、客を殺害した！真面目だったある銀行員。取引先のある会社から何度も融資依頼をされるが、銀行からは融資の承認はおりなかった。しかし、融資を断れなかった銀行員は・・・とんでもない方法で不正融資を行ってしまう！一度の不正が次なる不正を生み・・・銀行員は追い詰められていく・・・。そして事態は殺人事件に発展！銀行員が殺害したのは、まさかの人物だった！銀行員はなぜ道を踏み外してしまったのか！？

富士銀行行員顧客殺人事件は、1998年7月2日に埼玉県南埼玉郡宮代町で発生した殺人事件です。富士銀行の現役行員が、自らの不正行為が発覚することを恐れて、自行の顧客を殺害した事件として注目されました。

事件の概要は以下のとおりです。

犯人であるO・Tは、埼玉県春日部市にある富士銀行（現・みずほ銀行）春日部支店の行員でした。
O・Tは、老夫婦AとBの担当でした。
A夫妻は、いつも顔を見せてくれるOを信頼し、定期預金の運用をOに任せていました。
O・Tは、A夫妻から預かった金を別の運送業者に融資するという不正な「浮貸し」を行いました。
O・Tは、2,500万円の債務を負ったため、発覚を恐れてA夫妻を殺害しました。
O・Tは、殺人罪で無期懲役の判決を受けました。

この事件は、金融機関の現役行員が不正行為を行い、その結果として顧客を殺害したという点で、大きな衝撃を与えました。この事件を受けて、金融機関の内部統制の強化が図られました。