宗像の郷土料理「くさびそうめん」
福岡県宗像市の郷土料理「くさびそうめん」は、そうめんに、くさび形に切った豚肉、ごぼう、にんじん、椎茸、きくらげなどの具材を乗せて、だし汁をかけて食べる料理です。
くさびそうめんの由来は、地元の漁師が、船上で簡単に作れる料理として考案したと言われています。そうめんは、船上で保存がきくため、また、くさび形に切った豚肉は、煮込むことで旨味が染み込みやすくなることから、この形になったと考えられています。
くさびそうめんは、宗像市の各家庭で作られており、地域の食文化として根付いています。また、宗像市内には、くさびそうめんを提供する飲食店も多くあります。
くさびそうめんの特徴は、くさび形に切った豚肉の旨味が、そうめんによく染み込んでおり、ごぼうやにんじんなどの具材ともよく合うことです。また、だし汁は、かつお節や昆布などからとった、濃厚な味わいのものを使用することが一般的です。
くさびそうめんは、お酒のおつまみや、夕食の一品として、幅広いシーンで楽しむことができます。
くさびそうめんの作り方
くさびそうめんの作り方は、以下のとおりです。
材料(2人分)
- そうめん 2玉
- 豚肉 100g
- ごぼう 5cm
- にんじん 3cm
- 椎茸 2枚
- きくらげ 30g
- だし汁 500ml
- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
作り方
- 豚肉は、くさび形に切る。ごぼうはささがき、にんじんはみじん切り、椎茸は水で戻して食べやすい大きさに切る。きくらげは水につけて戻し、食べやすい大きさに切る。
- 鍋にだし汁、しょうゆ、みりん、酒を入れて火にかける。沸騰したら、豚肉、ごぼう、にんじん、椎茸、きくらげを加えて煮る。
- そうめんを茹でて、器に盛る。2の具材とだし汁をかけたら、完成。
くさびそうめんのアレンジ
くさびそうめんは、具材やだし汁を変えることで、いろいろなアレンジを楽しむことができます。
具材
- 鶏肉やエビ、イカ、貝類などを加えても美味しくいただけます。
- きのこ類を増やしたり、野菜をいろいろな種類加えたりしても、彩りがよくなり、栄養価もアップします。
- 豚肉を鶏肉や魚介類に変えることで、あっさりとした味わいになります。
- 野菜を増やすことで、ヘルシーな一品になります。
だし汁
- 昆布や椎茸のだし汁だけでなく、鶏ガラスープや野菜スープなどを使用してもよいでしょう。
- だし汁に柚子こしょうや一味唐辛子などを加えて、アクセントを加えるのもおすすめです。
くさびそうめんの食べ方
くさびそうめんは、そのまま食べてももちろん美味しいですが、以下のような食べ方もおすすめです。
- 七味唐辛子や柚子こしょうなどの薬味をかけて食べると、風味がアップします。
- ネギや青じそなどの薬味を添えて食べると、彩りがよくなり、食感のアクセントになります。
- 卵黄を乗せて食べると、コクが増して、まろやかな味わいになります。
くさびそうめんは、簡単に作れるのに、とても美味しい郷土料理です。ぜひ、いろいろなアレンジを試して、自分好みの味を見つけてみてください。
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