【和食甲子園】全日本高校生WASHOKUグランプリ！三重の美味を彩る夏の思い出御膳を特集

全日本高校生WASHOKUグランプリとは？

皆さん、『全日本高校生WASHOKUグランプリ』をご存知でしょうか。一言で言うと、和食の技能と情熱を持った高校生たちが集まり、その腕前を競い合う全国規模の和食甲子園です。和食の技術や知識を更に高めたい、または自分の作った料理で多くの人を魅了したいという高校生たちが参加します。

このコンテストは、和食がユネスコ無形文化遺産として認められ、健康志向が高まる中で、国内外からの注目を集めている現代において、若手の料理人を発掘・育成するために始まりました。特に金沢は、歴史的背景や市民の食習慣を通して独自の食文化を築き上げてきました。そのため、この地で開催されるWASHOKUグランプリは、とても意義深いものとなっています。

グランプリの献立：夏の思い出御膳

今年のグランプリの作品タイトルは「夏の思い出御膳 ～未来に残す三重の美味しさ～」。夏の風物詩や三重県の特産品を活かした、心温まる一皿となっています。それでは、具体的な献立を見ていきましょう。

伊勢芋混ぜご飯 ～伊勢茶出汁がけ～

伊勢芋は、三重県の伝統的な食材であり、甘くてねっとりとした食感が特徴です。この伊勢芋を混ぜご飯の主役として登場させ、その上に伊勢茶で取った出汁をかけることで、深い風味と香りを楽しむことができます。

花火椀

夏の夜空を彩る花火をイメージした一品。具材や盛り付けによって、煌びやかな花火の美しさを表現しています。

鮎のわた和え

鮎は夏の川の風物詩。鮎の内臓を使った「わた和え」は、鮎の深い味わいを最大限に引き出しています。

三重の治部煮

三重県の伝統的な料理「治部煮」。色とりどりの具材を甘辛く煮込んだ一品で、見た目も華やかです。

翡翠茄子煎りだし

翡翠のような鮮やかな緑色を持つ茄子を使用。煎りだしとの組み合わせが、この料理の魅力を引き立てています。

さざえの神火焼き

さざえを使った料理。神火焼きは、炎上させて焼く調理法で、さざえの旨味を引き出します。

オクラの梅肉和え

夏にピッタリのさっぱりとした一品。オクラのネバネバと梅肉の酸味が絶妙にマッチします。

受賞チーム：三重県立相可高等学校のウマソナミエ

この素晴らしい献立を提案したのは、三重県立相可高等学校のチーム「ウマソナミエ」。彼らの熱意や技術が、このグランプリの舞台で輝いていました。彼らは、地元三重の食材や伝統的な技法を活かしつつ、新しい発想やアイディアで独自の世界を表現しました。

まとめ

全日本高校生WASHOKUグランプリは、和食の未来を担う若手料理人たちの技術や情熱を見ることができる場となっています。今後も多くの才能ある高校生たちが、このコンテストで輝きを放ってくれることを期待しています。